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カスタムインソールのお話

公開: 2025年9月6日

定期的にやってくる“インソール熱”

カスタムインソールって、なんだか魅力的なんですよね。
各社が定期的にプロモーションを打ってくるせいか、「高機能インソール推し」の情報が定期的に流れてくる。

そのたびに「今度こそ試してみようかな…」と気になってしまう。
どんな世界が待ってるんだろうって。

だけど(しばらく)買わなかった理由

手を出さなかった理由は、ざっくり2つ。

シューズの数が多すぎる問題
トライアスロンをやってると、最低でもバイク用とラン用の2種類のシューズが必要。
しかもランシューズは同じものばかり使うと痛みが早いから、2種類をローテーション。
つまり、最低でも3足分のインソールが必要になる。これはなかなかの出費。

過去のトラウマ
昔、オーダーメイドのインソールを作ったことがあるんですが…足を痛めました。
確かにパフォーマンスは上がった気がしたし、疲労感も軽くなったような気はした。
でもある日、突然足首が痛くなって。
治ってからまた使ってみたら、また同じ症状。


そんな経験があって、しばらく距離を置いてました。

思い切って買いそろえて検証してみた

とはいえ、やっぱり気になる。
「もしかして前回は練習のしすぎだったのかも?」「メーカーとの相性が悪かっただけかも?」
そんな思いもあって、今回サマーセールに乗じていろいろ揃えてみました。

選んだのは、ザムスト・スペンコ・Superfeetの3社。
ザムストとスペンコは、それぞれレギュラーとハイアーチの2種類を試してみました。

結果は同じ

2週間で結果が出ました。
また足首が痛くなったんです。

今回はちゃんと考察もしてみました。
あくまで個人の感想で、専門的な意見ではありません。
むしろ、当てはまらない人のほうが多いと思います。

一番違いを感じたのは、シューズのフィット感が下がったこと

カスタムインソールって、純正のものよりちょっと幅広なんですよね。
そのせいで、土踏まずの部分が足にうまく沿わなくなって、シューズの中で足が滑る。
自分の場合は、外側に流れる感じ。

それを防ごうとすると、インソールが変形するくらいシューレースをギュッと締める必要がある。
でも自分は足幅広め&甲高なので、そこまで締めると甲が圧迫されて、走るどころか歩くのもつらい。

試しに純正インソールに戻してみたら、あの“しっとりフィット”が復活。
靴下みたいに、アッパーが足に沿ってくれる感覚。これが自分の好みなんだと、今回初めて気づきました。

まとめ:自分には合わなかったけど、試してよかった

フィット感の好みって、長い時間をかけて体が見つけた“ちょうどいい塩梅”なんだと思う。

NBA選手とか契約アスリートは、シューズに合わせてカスタムインソールを使ってるだろうし、彼らにとっては絶対に良いものなんだと思う。
でも、地方の一介の選手にとっては、それはちょっと雲の上の話。既製品に頼るしかない。

今回いろいろ試してみて、「自分には合わない」ということが分かっただけでも収穫。
それだけで、試した価値はあったと思うことにします。