楽器演奏における”フィッティング”
ロードバイクのフィッテイング
本日、バイクのフィッティング。
筋肉の筋力や柔軟性によって最適なポジションは変わる。骨格は変わらなくても、バランスのとり方が変わってくる。
そのため定期的な客観的な判断は必要不可欠だ。
今回は前乗りを試してみたがそのあといろいろといじりすぎてよくわからなくなってきたのでお願いした。
フィッティング前とフィッティング後を比較すれば同じRPEで20%ほどかわっていたので、とんでもないポジションになっていたのであろう。自覚はあったが。。。
Fittingのプロ ACTIVIKE
お世話になっているのがACTIVIKEさんのにっしーさん
柔軟性などの指導もあり、単純に体にバイクを合わせるだけでなく、体をバイクに合わせることへの助言もしてくれる。
アップの効果+柔軟性の改善+バイクのフィッテングで、30%のパワー改善があったのであろう
道具を使う
体に道具をあわっせるし、体も道具に合わせる。
ここ最近の話ではあるが、競技の世界では”常識的な手段”となってきている。
しかし、道具を使うのにまだこの考えが浸透していない分野があると思う。
それが「楽器」の分野だ
音楽の”フィッテイング”
音楽と競技では求められるアウトプットが異なる。
競技の世界ではタイムがすべてである。体の扱いやすさと強い相関があるため、体がある程度動かしやすい(心地よいではないことに注意)ポジションを得られれば、結果タイムも短縮される。
一方で音楽は音色と表現が求められるが、いい音色を出すために体に負担をかけることは往々にして求められる。
ロードバイクやシューズは体格に合わせて様々なサイズが用意されているが、楽器は電子楽器でなければ、基本1つである。
どんなに体が大きかろうと小さかろうと、同じものを使う必要があるのだ。
フィッテイングという概念が希薄なのがよくわかる
構え方と姿勢
同じホルンという楽器でもアレキサンダーとヤマハなどのメーカごと、クルスペとガイヤーの巻で若干重心などポジションが変わる。
ここについての考察は後日書きたい。
しかし、まずは、どう構えるとどこが力み姿勢が崩れるか、そこは鏡を見ながら観察するべきだと思う。
例えば、トランペットの奏者には多いが、脇を閉じて両肘をつけるような構え方をする。
こうすると肩甲骨が広がり、猫背になる。
猫背になると質のいい呼吸はできない。
結果、音色は悪くなり、ばてやすく、高音も出ない。
楽器演奏で大事だと思うこと
楽器の演奏では見過ごされがちな”フォーム”。アパーチャやアンブッシュアよりもより根本的な話になる。
まずは鏡を見ながら姿勢が崩れないか、確かめてほしい