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Elitewheels Edge Rim 50mm 買ってみた

公開: 2025年9月9日

消えゆくリムブレーキカーボンホイール

ロードバイクの部品がとにかく高騰する昨今。高性能でない部品すら高くて本当に嫌になる。

それだけじゃない。ロードバイクのパラダイムシフトも起きている。電動化とディスクブレーキ化だ。

普段、DogmaF12のリムブレーキに乗る自分にとってディスクブレーキ化は看過できない(だから安く買えたんだけど)

どんな影響かといえば、ホイールがどんどん絶版になるのだ。

正確に言えば、カーボンホイールのリムブレーキモデルが絶版になる。

工場のラインだって限られている。ロードバイクすらディスクブレーキ化するのなら、製造ラインを絞りたいのがメーカの都合だ。そうでもしないと、主力のディスクブレーキホイールがもっと高くなる。

いま、GiantのSLR1(SLRは年代によって0、1、2があるが、自分のは1が上位モデルだったころのもの)をメインで使っているが、酷暑続きでいつ割れてもおかしくはない恐怖と隣り合わせだ。

高性能のリムブレーキのカーボンホイールはなかなか手に入らなくなっている以上、死活問題

使ってみたかった"高コスパ"ホイールEliteWheels

そんなこんなで練習用のホイールを探していたが、アルミホイールと共存となると、ブレーキシューをいちいち取り換える必要があり何かと不便。ブレーキシューの交換だけでも30分はかかる作業だし。

だからカーボンでいい練習用の安価なものはないか。。と探していたところ、見つけたのが"EliteWheels"。2024年ごろからプロにも供給をはじめ実績が出ているメーカだ。2025年には新城幸也選手も使っている。

Driveというモデル、スペック表上は40万円くらいするホイールなのだが20万。

気にならないわけがない。

安いモデルがあった! Edge 50mm

Driveも高コスパだ。でも20万。20万もあればSLRがもう一式買える。

Edge 50mm

もっと安いものはないかとネットをあさっていると見つけたのがAliExpressのEliteWheels公式ストア。そこにあったのが、代理店経由では日本に未導入のEdgeというホイールだ。

実売価格なんと7万円。初回特典を使えば6万台に。

本物か怪しかったが、AliExpressの公認でどうやら本物ということで信用して購入してみることにした

届いてみてびっくり、軽い。質感いい

到着まで30日ほどかかったが、中国だと普通とのこと。税関からステータスがなかなか変わらなかったときはひやひやした。

届いた大きな箱には、EliteWheelsの公式プロダクトのしるしが。一安心。これも偽装してるかもしれないけど。

箱を開けたら、驚くくらい軽い。両方合わせて1350g。Webページの表記通りでここも一安心。

Edge50mm フロント重量
Edge50mm リア重量

素人打音検査でも、普通のプラスチックではなさそうなので、ここも一安心。

塗装もしっかりしていて、色ムラなんて当然ありません。という誇らしげな仕上がり。見事なつや消し黒。

Edge50mm 詳細。個人的にはこのブレーキのテクスチャがお気に入り

ここまで一安心が続くなら本物かな信じることにして、いざ装着へ。。。

苦戦した取り付け

しかし、取り付けには苦戦した。なので、注意点としていくつか書いておこうと思う

チューブレスレディタイヤが硬いのは仕方ないので除くことにする、また、古いバルブをバルブを流用したので、バルブコアからエアが漏れてしまったことも一般的な注意として除く

このEdge特有の注意点は下記の2点だ

  • ROTORのカセットスプロケットが入らない。
  • 付属のブレーキシューは分厚すぎて、DuraAceのリムブレーキでは干渉する。

まず1個目。ROTORのカセットスプロケットを使おうとしていたこと自体レアだから参考になるかわからないが、入らなかった。自分の目がおかしいだけかと思い、ピナレロ横浜店の日本一速い店長に見てもらったが同じ見解。同じシマノ対応でこうなるので注意だ。

サードパーティ製同士なのでこうなることもある。 DuraAceとアルテグラの12速のカセットスプロケットは何の問題もなくはまってので、安心してほしい。

次に2個目。結構な幅広のホイールである。そのため、DuraAceのリムブレーキのキャパはぎりぎり。カーボンリム用のブレーキシューが付属してくるが、これを使うとキャパオーバーになる。おとなしくShimanoのブレーキシューを購入するべし。

最後に:今後詳しく書きたいこと

このホイールは端的に言えば気に入っています。

富士ヒルクライムにも使いましたし、普段の練習にも使っていて、1000㎞かるくは走ったかなと。

どんな感じか、次回以降の記事で紹介したいと思います